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人が死ぬことは

今生きて笑って怒って泣いてるこの人が
無機物になってしまうってことで・・・


杜にとって「死」は近くて遠く、でもやっぱり近すぎる恐ろしいものです。


杜は猫が好きです。鳥が好きです。生きとし生けるものが愛しいです。

だから長く共に生きてきた相棒が私の前からいなくなってしまった時は、
一緒に死んでしまうのではないかと思うほど毎日泣いて過ごしました。

大切だったのに。
いつものようにふざけて笑って時には叱って、
どんなに遅く帰ってもお帰りと甘えてくれる明日があると思っていた。

だけどどの子も杜以上にはけして長く生きてはくれない。

愛をもらい愛を返し始めたその日から、
さよならのカウントが始まっている。

「死」は杜にとっては最大の恐怖です。

その日を思うだけでどうにかなってしまいそうです。


『悼む人』は死から死へと、あらゆる人間の死に対して向き合い
心にとどめておく儀式を行う静人の旅の歴史です。

なぜ彼は見ず知らずの人間の死を悼むのか

いい人も悪い人も
彼の前では
生きてきた「人」の歴史として心に死を刻んでもらえる。

彼らの感じた風を
彼らの眠る土を

静人はただ静かに胸に刻む。

ではなぜ静人はそのようなことをするのか。

別に知り合いが死んだわけでもない。
思わずたずねてみたくなるほど有名な故人であったわけでもない。


読み進めて行けば
きっと誰もが自分の中の静人を
見つめることになるのではないかと思います。

私の胸の一番あたたかいところは、
いつだって共に生きたあの子のためにあけてある。

そして静人の胸の一番あたたかいところは・・・


哀しくて哀しくて
でもいつかは見つめなければならない
永遠のテーマのはしっこを見せてもらえたような気がする一冊です。

『ウォッチメイカー』を読みました。

「文句を言うときはまずきちんと知ること」が信条なので。

貧血起こして気を失いかけ(ウソ)
手に汗握り、心臓きゅうっと痛くなりながら
時には本を読み終わっても、リアル夜道にびくびくし
夜はなるべく読まないようしながら(笑)

とても面白かったです。
素晴らしいセンスです。

薄気味悪い描写も多く、あまりの人非人さにゾッとしながらも、

死んだ人が一人もいないこの事実。

すごいよジェフリー!

連続殺人犯・ウォッチメイカーの罠にことごとくはまったのは杜です。

そしてその巧みな罠を冷静な瞳でことごとく見破ってきたのが、
主人公リンカーン・ライムと
尋問の天才、キャサリン・ダンス!

ステキです!とくにキャサリン!

その尋問の講習、すげー参加したかったです!

注意力散漫で粗忽な杜には絶対あったほうがいいスキルだと思いました。

とにかく観察すること。
話を聞くこと。
理解をしめすこと。

普通の社会生活でも、これってとっても大事なこと。

ステキな女性になりたいです。


おっと、横道にそれてしまいました。

リンカーンライムシリーズはこれで6作目だそうです。

『ボーン・コレクター』といえばご存知のかたもいるはず。





気になる方は下からどうぞ↓あらすじ読めます

『ボーン・コレクター』
『コフィン・ダンサー』
『石の猿』
『エンプティー・チェア』
『魔術師(イリュージョニスト)』


キャサリン・ダンスが主人公
『スリーピング・ドール』






図書館ですごく予約が殺到していたので、なんとなく真似して予約した本が、半年くらいたってやっと回ってきました。

その名も『ウォッチメイカー』

どんなお話しかな〜。

ファンタジーかな〜。

『果てしない物語』は本が小道具でファンタージエンに行ったんだよね〜。時計だったらタイムトラベル?何か表紙も素敵。るんるんるん♪

……って



「ひ、ひゃあ〜っ



こ、怖いよ!



外国の連続殺人犯の本だよ!  



そ、それでも半年待ったんだし、予約殺到にも何か理由があるはず、と、頑張って読むけど

あ…貧血…。


怖いよ!

なんでこんな怖いこと思いつくわけっ? 
フィクションのくせに、わざわざこんな題材使う意味がわかんないっ

『前世療法』

この本は〜、不治の病に侵されたジーモンという少年が〜、
楽しいことなにも知らないで死ぬのはかわいそうっちゅうことで〜
ジーモンの入院している病院の看護婦が〜前世療法を受けさせたのがきっかけで〜
(↑なかなか入り込めなかったことがわかる導入・・・)

ジーモンがかつて、そして今も未解決事件としてケイサツが追っている
でかい犯罪の犯人であったのではないかという

前世の記憶から今の事件を追いかけていく
サイコスリラーストーリー。


何が真実で何が虚構なのか。

何が仕組まれた罠で何が偶然なのか。

死にゆく十才の少年が、
かつてオッサンの時に犯した罪を今世も背負って死ななければならないのか。

それでなくても、治らない病に充分彼は苦しんでいるのに。



というお話しなんすが。


最初は前世療法に連れ出す看護婦って(笑)と思ったのですが。

ノリとしては
「あんたぁ前世はお殿さま!」みたいな感じでちょっと楽しんでほしかったみたい。

でも日本のそれとは違って(水晶ながめたり手相みたり)
ちゃんと医療として研究されてるらしく、
診察室があって、ベッドがあって、深い睡眠におとしておいて、マジな前世を引き出すという
あんまし子供に喜んでもらえるイベントではないようなものでした。

リアル過去みて貧乏で親はアル中とか殺されて死んだとかだったら
余計沈むっつの。

と思ったら案の定、過去の自分は殺人者。ガーン。

でもあくまでそれは伏線。

そんなちゃちな小説ではありませぬ。

たくさんの人間の思惑や、隠してきた心の傷が白日のもとにさらされる時、
物語は開放され、闇の中手探りで進むような重苦しさは
一瞬、雨のスキマを縫う晴れ間のような明るさを取り戻すのです。

きっと泣くよみんな。

以前紹介した『治療島』の作者です。

なんとなくだいどんでん返しの傾向は似てるかな。
前回もホロリときたけど、今回もサイコでスリラーなんだけど、
人間に対する愛とか、善とか、作者の人間性が滲み出ていて杜は好きっす。

遠すぎた星を読みました。

『老人と宇宙(そら)』の2巻目にあたります。

主人公は1巻でチラと出てきたゴースト部隊の部隊兵・ジェレド・ディラック。

ゴースト部隊とはなにか。

1巻で地球生まれの老人は地球で老いて死ぬか、宇宙で若返って戦うかを選択できました。

ところが相手は死にかけた老人ばかり。
地球から戦いの本陣に向かうまでに死んでしまう方も少なからずいるわけです。

そんな志願者遺伝子から生み出された、戦闘のためだけに生きる兵隊。
それが<ゴースト>なのです。

倫理には違反していません。
だって、志願した人の遺伝子だもん。
人権にだってひっかかりません。
だって何年か働いたら一般人にまじってコロニーで暮らしてもいいよって言ってあるもん。

これが軍部の言い分。

だけど、彼と彼をとりまく仲間はやがてその詭弁に気付き始めるのです。
一年経って生き残れるものなどほとんどいやしない。

与えられる知識。
与えられる戦場。
与えられる仲間。

自分で得たものは一つもない。
死すらも自由にならないみせかけの生。




その中で特にディラックは、天才科学者で今では逃走中の犯罪者であるブーティンの脳パターンをコピーして生まれた。
ブーティンそのものとして目覚めたならば、犯罪者の先手を打って罪を暴く事ができる。
ブーティンとして目覚めないならそのままゴーストとして使えばいい。

ディラックは自分の中に知らない記憶があることにとまどいながらも軍に忠実であろうとする。


1巻が生きて生きて生き抜くことが使命なら、
2巻はどう生きるべきかを問うような一冊です。

ディラックはブーティンだけど、ブーティンじゃない。

生きようと思えば、いつからでもどこからでも、どんなふうにだってどんな自分にだってなれる。

そんなことを教えてくれた1冊でした。
ディラックかっこいい!いい男だよ〜!。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!

1冊読みきりだけど読むなら『老人と宇宙(そら)』から読んで、読んだら3巻完結だそうなので(まだ翻訳中!)絶対ラストまでついてきてほしいお話しです(^_^)

海外では外伝までもう出てるらしいけど・・・

絶対オススメ!

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