遠すぎた星を読みました。
『老人と宇宙(そら)』の2巻目にあたります。
主人公は1巻でチラと出てきたゴースト部隊の部隊兵・ジェレド・ディラック。
ゴースト部隊とはなにか。
1巻で地球生まれの老人は地球で老いて死ぬか、宇宙で若返って戦うかを選択できました。
ところが相手は死にかけた老人ばかり。
地球から戦いの本陣に向かうまでに死んでしまう方も少なからずいるわけです。
そんな志願者遺伝子から生み出された、戦闘のためだけに生きる兵隊。
それが<ゴースト>なのです。
倫理には違反していません。
だって、志願した人の遺伝子だもん。
人権にだってひっかかりません。
だって何年か働いたら一般人にまじってコロニーで暮らしてもいいよって言ってあるもん。
これが軍部の言い分。
だけど、彼と彼をとりまく仲間はやがてその詭弁に気付き始めるのです。
一年経って生き残れるものなどほとんどいやしない。
与えられる知識。
与えられる戦場。
与えられる仲間。
自分で得たものは一つもない。
死すらも自由にならないみせかけの生。
その中で特にディラックは、天才科学者で今では逃走中の犯罪者であるブーティンの脳パターンをコピーして生まれた。
ブーティンそのものとして目覚めたならば、犯罪者の先手を打って罪を暴く事ができる。
ブーティンとして目覚めないならそのままゴーストとして使えばいい。
ディラックは自分の中に知らない記憶があることにとまどいながらも軍に忠実であろうとする。
1巻が生きて生きて生き抜くことが使命なら、
2巻はどう生きるべきかを問うような一冊です。
ディラックはブーティンだけど、ブーティンじゃない。
生きようと思えば、いつからでもどこからでも、どんなふうにだってどんな自分にだってなれる。
そんなことを教えてくれた1冊でした。
ディラックかっこいい!いい男だよ〜!。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
1冊読みきりだけど読むなら
『老人と宇宙(そら)』から読んで、読んだら3巻完結だそうなので(まだ翻訳中!)絶対ラストまでついてきてほしいお話しです(^_^)
海外では外伝までもう出てるらしいけど・・・
絶対オススメ!
拝見して、ぐんぐん惹きつけられました。
読んでみたいと思いつつ図書館に行く都度忘れています(>_<)